SwitchBotを使ってマンションのオートロックを解除してみる話

スマートホーム

賃貸マンションに住んでいるのですが、スマートホーム化を進めるにつれオートロックについてもアプリで解錠出来るように考えていたところ、SwitchBotを使ってアプリからオートロックを操作出来ることが分かりました。

今回はSwitchBotとHomekitを連携してマンションのオートロックを解除出来るようにしてみる話となります。

用意するもの

用意するものはSwitchBot本体のみとなります。

オートロックを解除するためのボタン分SwitchBotを用意してください。

ちなみに、SwitchBotのほかにSwitchBot Plus Hubがありますが、今回紹介するRasberryPiを用いる方法の場合、SwitchBot Plus Hubは不要です。IFTTT等を用いてSwitchBotを操作する場合にはSwitchBot Hub Plusを購入して設定すると良いかもしれません。

オートロックにSwitchBotを取り付ける

SwitchBotアプリからSwitchBotのMACアドレスを取得する

SwitchBotアプリから対象のSwithBotを選択する

設定画面を開く

MACアドレスを控える

ライブラリのインストール

ここからはラズパイの設定になります。

ラズパイのターミナルを開いて、必要なライブラリを初期設定済みのRasberryPiにインストールしていきます。

事前準備

ラズパイの設定を始める前に、パッケージの最新化を行います。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

Node.jsのインストール

HomebridgeはNode.jsで動作するサーバのためインストールします。

$ curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_8.x | sudo -E bash -
$ sudo apt install -y nodejs

gatttoolをインストール

SwitchBotとラズパイ間の通信はBluetoothを利用するためgatttoolが必要になります。

ただしラズパイには標準インストールされていますので、インストールされているかどうかの確認を行います。

$ gatttool
Usage:
gatttool [OPTION...]

Homebridgeのインストール

Homebridgeをラズパイにインストールします。

$ sudo npm install -g --unsafe-perm homebridge

正常にインストールできたら、下記コマンドでサーバを起動させ、QRコードやHomeKit設定コードがターミナル上に表示されることを確認しましょう。

$ homebridge

こんな風に表示されればOKです。

pin番号は後ほど使用するためひかえておいてください。

Homebridgeの設定を行いますので、ひとまず「Ctrl+c」でサーバを停止しておきましょう。

SwitchBotプラグインをインストール

Homebridgeのプラグインをインストールします。

今回は「homebridge-switchbot」を利用します。

ラズパイのターミナルで以下のコマンドを入力してください。

$ sudo npm install -g homebridge-switchbot

設定ファイルを編集

Homebridgeとプラグインのインストールが完了すると「/home/pi/.homebridge」が作成されているはずです。

このディレクトリは以下に設定ファイル「config.json」を作成することで、SwitchBotのHomekit対応は完了します。

config.jsonの編集

config.jsonを以下のように記述します。

pinはhomebridgeサーバ起動時に表示された番号を入力しましょう。

macAddressは先ほどひかえたSwitchBotのMACアドレスを入力してください。

{
    "bridge": {
        "name": "Homebridge",
        "username": "XX:XX:XX:XX:XX:XX",
        "port": 51826,
        "pin": "nnn-nn-nnn"
    },

    "description": "SwitchBot Control",

    "accessories": [
        {
            "accessory": "SwitchBot",
            "name": "Lock",
            "macAddress": "xx:xx:xx:xx:xx:xx"
        }
    ]
}

Homekitアプリに登録する

これまで、設定してきたHomebridgeサーバを再度起動させます。設定ファイルが読み込まれ、エラーが表示されずに、QRコードやHomeKit設定コードが表示されれば、成功です。

ホームアプリを開いてアクセサリを登録する

ホームアプリにSwitchBotが登録されました。

さいごに

SwitchBotをAppleのホームアプリから操作出来るようにしました。

たまに通信障害が発生して操作出来なくなることがあるため、鍵を持たずに外出することは少し抵抗がありますが、鍵を取り出しにくい状況ではとても役に立つと思います。

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